Beating 第24号
2006年度Beating特集「5分でわかる学習プロジェクト講座」
第2回:デザインすることから科学する技術を学ぶ 〜『Learning By Design』
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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第24号 2006年5月30日発行
現在登録者1018名
2006年度Beating特集「5分でわかる学習プロジェクト講座」
第2回:デザインすることから科学する技術を学ぶ
〜『Learning By Design』
http://www.beatiii.jp/
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みなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?
暖かくなってきましたが、はっきりしない天気が多く、そういう日には気分が
滅入ってしまいそうですね。
でも、じめじめしたこの湿度には美肌効果がある!とも考えられているそう
です。こう考えると、長い梅雨がありがたいものに感じられたりもします。
また、アウトドアな活動が出来ない分、その時間を有効活用して、ゆったりと
「Beating」(バックナンバーまで!)を楽しまれてはいかがでしょうか。
この度なんと、Beating購読者が1000名を突破しました。途中からの方も、
初めからの方も、これからの「Beating」をどうぞよろしくお願い致します。
それでは、Beating第24号のスタートです!
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┃★CONTENTS★
┃■1. 特集:2006年度Beating特集「5分でわかる学習プロジェクト講座」
┃ 第2回:デザインすることから科学する技術を学ぶ
┃ 〜『Learning By Design』
┃
┃■2. 【お知らせその1】公開研究会「BEAT Seminar」2006年度第2回:
┃ 〜6/24(土)開催!
┃
┃■3. 【お知らせその2】東京大学 大学総合教育研究センター
┃ マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門設立記念シンポジウム
┃ 〜大学総合教育研究センター設立10周年記念〜
┃ 「大学教育の情報化、そのフロントライン」 〜6/14(水)開催!
┃
┃■4. 編集後記
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■1. 特集:2006年度Beating特集「5分でわかる学習プロジェクト講座」
第2回:デザインすることから科学する技術を学ぶ
〜『Learning By Design』
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今年度のBeatingでは、BEATの研究をより理解していただくため、Beatingで昨
年度までに見てきた学習理論を土壌に、世界各地で花開いている学習プロジェ
クトを、1年を通じてみなさんに紹介していく講座を開講いたします。
昨年度のBeatingバックナンバー
http://www.beatiii.jp/beating/index.html
「◯◯理論とは言うけれど、いまいち具体的なイメージがわかないなあ…」
「どうやったら教室や学びの場に実際に使えるのだろう?」そんな声にお答え
するべく、今年度のBeatingでは古今東西学習プロジェクトの“いま”を、
みなさんにお届けしていきます。
朝の電車に揺られながら、お昼のお供、風呂上がりの一時に、軽く目を通して
いただくことで、世界各地の学習プロジェクトの現在が見えてくる。また、一
年を通して読み続けると、学習プロジェクトの歴史から現在のトレンド、未来
までをも考えられる、盛り沢山な内容を用意しています。
第2回目の今回は、ものづくりを通じた学び、Learning By Designをご紹介し
ます。
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デザインすることから科学する技術を学ぶ 『Learning By Design』
プロジェクト名:Learning By Design
国・発足年 :アメリカ 1998年
代表者 :コロドゥナー
所属 :ジョージア工科大学
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■科学する技術を身につける!
科学の公式って、なんだか抽象的でむずかしいですよね。こんな公式や理論を
作り上げてしまう科学者たちは、なんて頭の良い人たちなんだろう、と思った
りしたことありませんか? 実は、科学者の研究のスタイルにはある特徴があ
ります。科学者は、さまざまな思いつきを厳密な実験と評価により吟味し、
より一般性の高い公式として表現していきます。その成果は蓄積され、正統な
手続きを経て他の科学者にも共有されて、新しい研究へと活かされるのです。
つまり、科学者はひとりで研究しているわけではなく、一種の協調的な学びの
プロセスを行っているのだということができます。
ジョージア工科大学のジャネット・コロドゥナーはこの科学者たちが実際に行
っているプロセスをものづくりの中に活かした実践を行いました。彼女は人工
知能研究のバックグラウンドを持っており、そこでの研究手法はまさしく科学
者の協調的な学びのプロセスでした。彼女自身なじみのある実際の科学者の研
究の世界において、公式が作られ使われていくプロセスを再現したのが
Learning By Design(LBD)です。
LBDは、中学生・高校生を対象に、ものづくりを通じて科学的な考え方、科学
する技術を身につけることを意図しています。
ではここからは、プロジェクトの中から「走る車」実践について詳しく見てい
きましょう。
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■「走る車」をデザインしよう!
ニュートンによる運動の3法則、覚えていますか? そう、慣性の法則、
運動の法則、作用反作用の法則の3つからなる、あれです。理科の授業で習い
ますよね。
この法則はあまりにシンプルで、現実世界に応用して理解することがむずかし
いといわれています。たしかにこれだけでは抽象的すぎますね。
この「走る車」実践は、「5センチと10センチの丘を越えてできるだけ遠くま
で走る車」を実際にデザインしてみることから、この法則を理解していこうと
していきます。
この実践は5つのユニット、約40コマの授業からなっています。
1.おもちゃの車を手当たり次第に調べて走行に影響する要因を探る
2.丘から滑り落ちる位置エネルギーだけで走行する車:
「コースター・カー」をデザインする(慣性の法則)
3.風船の力で走行する車:
「バルーン・カー」をデザインする(運動の法則、作用反作用の法則)
4.上記の法則の理解をもとに、輪ゴムを動力にする車:
「ラバーバンド・カー」をデザインする
5.「ファイナル・カー」をデザインする
生徒はそれぞれのユニットで車を作り、実験をし、そこから得られた経験則、
たとえば「遠くまで走るコースター・カーを作るには、摩擦の少ない素材を
車輪に用いて、車を軽くすると良い」といったことを、クラス全体でまとめて
いきます。
その中で、「実験はいつも同じ手続きで行う」「調べたい要因以外は統制する」
など、実験の仕方の約束も理解します。また、デザイン途中にピンアップセッ
ションという形で発表が行われ、良いデザインを思いついたグループのアイデ
アを全体で共有できるようになっています。
こうして実験とデザインが繰り返され、最終的にその名のとおり
「ファイナル・カー」がデザインされるというわけです。
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■デザイン・サイクルの繰り返しと教員の支援
LBDのデザインの原則は、デザイン(ものづくり)と科学的な探求のサイクル
をぐるぐる回していくということです。デザインすることが科学的な探求を動
機づけ、探求が新たなデザインを動機づけるという仕掛けになっています。
こうした繰り返しの中で得られた経験則は積極的に公開・共有されていきます。
教員は、生徒が経験則を生み出すのにどれだけ科学的な原則を用いているか
チェックし、不足があるときには資料を提供し、講義を行います。
また、LBDでは自分たちのデザインプランを発表する機会が何度も設けられて
います。同じ課題でも一度でうまくいくことはめったにないため、生徒たちは
自然と他のグループから学びたくなります。これがLBDにおける協調活動の動
機づけになっています。
教員は、「科学者はいつも他人から知恵を借りており、そこにはきちんとした
借用ルールがある」ことを教え、生徒たちの協調活動がうまくいくよう支援し
ます。
つまり教員は、生徒たちの科学「研究」のアドバイザーなのです。
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■LBDの成果は?
さて、結局のところ、LBDで学ぶことで、いったいどんな良いことがあったの
でしょうか?
実際にLBDのクラスで学んだ3000人以上の生徒を対象に調査を行ってみた結果、
科学の法則などの内容理解は、LBDで学ばなかった群に比べて同等かそれ以上
のレベルになっていました。
とくに、家庭の経済状況が苦しく科学も好きではない生徒の伸びが大きく、
科学的な用語の使用や実験の手続きの理解などについても良い成績を示すなど、
LBDの成果が現れていました。
デザインすることから科学の法則をわかりやすく学び、さらには科学する技術
までを学ぶことのできるLBDは、科学教育の優れた実践として成長しつつあり
ます。
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●参考文献
『学習科学とテクノロジ』
三宅なほみ・白水始(著) 放送大学教育振興会
【ご購入したい場合はコチラ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4595236182/
●参考URL
『Learning By Design』
http://www-static.cc.gatech.edu/projects/lbd/home.html
『ジョージア工科大学』
http://www.gatech.edu/
(特集記事協力:
三宅正樹/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
平野智紀/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年)
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今号でのLearning By Designの紹介、お分かりいただけましたでしょうか。
Beatingで知ってもっと学びたくなった、という方のために参考図書も充実さ
せていく予定です。どうぞご期待ください。
では、「5分でわかる学習プロジェクト講座」次号もどうぞお楽しみに!
ご意見・ご感想もお待ちしております。
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■2. 【お知らせその1】公開研究会「BEAT Seminar」2006年度第2回:
〜6/24(土)開催!
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今年度第2回となる6月のBEAT公開研究会は、
「Web2.0で創る『みんながちょっとずつ頭がよくなる世界』」
というテーマで開催します。
今注目されている”Web2.0”テクノロジが拡げる、新しいWebとユーザの関係
性とその学習利用の可能性について、インターネットの普及に伴う様々なWeb
技術・サービスの進化、そしてユーザの変化を最先端で追っている方々をお招
きし、ご講演いただきます。
また、その新しいWeb環境が学習環境の未来に対しどのようなインパクトを
持ち得るか、フロアのみなさまを巻き込みながらディスカッションします。
—————————【第2回 公開研究会 概要】————————————
■テーマ
「Web2.0で創る『みんながちょっとずつ頭がよくなる世界』」
■主催
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座
■日時
2006年6月24日(土) 午後2時より午後5時まで
■場所
東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館北館 9階 92-B教室
http://www.beatiii.jp/images/sem22-map.gif
■定員
70名(お早めにお申し込みください)
■参加方法
参加希望の方は、BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/
にて、ご登録をお願いいたします。
■参加費
無料
■内容
1. 趣旨説明 14:00−14:10
BEATフェロー/東京大学助教授 山内祐平
2. 講演 14:10-16:00(休憩適宜含む)
●久松慎一氏(東京大学情報学環 研究機関研究員)
技術の観点から:
「Web2.0とは?」
概要およびWeb2.0的サービスを特徴づける基礎技術について
●萩原雅之氏(株式会社ネットレイティングス 代表取締役社長 兼COO)
ユーザ行動分析の観点から:
Web2.0的サービスがもたらすユーザ行動の変化について
●田口元氏(「百式」管理人 有限会社点灯夫代表)
サービス分析の観点から:
Web2.0的サービスに現れている「2.0らしさ」と、それがどのよ
うな価値をユーザ・サービスプロバイダ双方にもたらしている
のかのポイントについて
3. パネルディスカッション 16:20-17:00
「Web2.0で創る『みんながちょっとずつ頭がよくなる世界』」
『みんながちょっとずつ頭がよくなる世界』を創るために、
"Web2.0的学習環境"はどのようなものがあり得るか?
萩原氏×田口氏×久松氏×山内助教授
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2005年度の公開研究会では、いつもたくさんの方々にご参加いただきまして
ありがとうございました。
2005年度は、「デジタル教材の系譜・学びを支えるテクノロジー」と題し、
古今東西のデジタル教材をレビューすることによって、みなさまと一緒に
教育を支える新しい人工物の姿を考えてきました。
この公開研究会でレビューした教材を中心に、次のような本の出版を予定し
ています。
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「デジタル教材の系譜・学びを支えるテクノロジー」(仮称)
2006年出版予定
ベネッセ先端教育技術学講座(編著)
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2006年度の公開研究会でも、みなさまの多数のご参加を心よりお待ちしており
ます。今後の情報をお見逃しなく。
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■3. 【お知らせその2】東京大学 大学総合教育研究センター
マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門設立記念シンポジウム
〜大学総合教育研究センター設立10周年記念〜
「大学教育の情報化、そのフロントライン」 〜6/14(水)開催!
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東京大学では、情報技術を活用した教育環境の革新と向上を 目指す全学的
取り組みとして、「教育環境のリデザインプロジェクト(TREE)」を展開して
います。
このプロジェクトの推進のため、今春、大学総合教育研究センターにマイクロ
ソフト先進教育環境寄附研究部門(MEET)が設置されました。
これを記念して下記のシンポジウムを開催します。
このシンポジウムでは、高等教育の情報化に関する国内外の調査・先進的事例
について皆さまと情報を共有し、今後の方向性を考えていきたいと思います。
この分野に関心を持たれる東京大学内外からの多数の参加者のご来場をお待ち
しております。
———————————【シンポジウム 概要】—————————————
■テーマ
「大学教育の情報化、そのフロントライン」
■日 時
6月14日(水) 14:00〜18:30
■場 所
東京大学 本郷キャンパス 弥生講堂・一条ホール
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/
■参加費
無料
■主 催
東京大学 大学総合教育研究センター
■共 催
マイクロソフト株式会社
■協 力
東京大学教育企画室TREEプロジェクト
■お申込先
http://utmeet.jp/events/index.html
■お問合先
東京大学 大学総合教育研究センター
マイクロソフト先進教育環境寄付研究部門
TEL 03-5841-1727 FAX 03-5841-1729
e-mail sympo2006@utmeet.jp
■プログラム
●<挨拶> 14:00〜
東京大学 理事・副学長 古田 元夫
東京大学 大学総合教育研究センター センター長 岡本 和夫
マイクロソフト株式会社 代表執行役社長 Darren Huston
●<趣旨説明>
東京大学 大学総合教育研究センター 客員助教授 西森 年寿
●<基調講演I> 14:30〜
「日本の高等教育の情報化の現状と課題について」
独立行政法人メディア教育開発センター 教授 吉田 文
●<事例報告I> 15:20〜
「映像コンテンツを活用するe-learningにおける効果的な運用方法」
株式会社ビジネス・ブレークスルー 取締役 伊藤 泰史
http://www.bbt757.com/
●<休憩> 16:00〜
●<基調講演II> 16:20〜
「TabletPCによる教育実践の現状と未来」
ワシントン大学 教授 Richard Anderson
http://www.cs.washington.edu/homes/anderson/
●<事例報告II> 17:10〜
「TabletPCを利用した教育ソフトウエアと活用事例」
東京大学大学院 情報理工学系研究科 助教授 五十嵐 健夫
http://www-ui.is.s.u-tokyo.ac.jp/ ̄takeo/index-j.html
●<総括>
・17:50〜
東京大学大学院 情報学環 助教授 山内 祐平
・18:00〜
東京大学 大学総合教育研究センター 客員助教授 望月 俊男
・18:15〜
東京大学 情報基盤センター 教授 山口 和紀
●<懇親会> 同会場 18:30〜
(懇親会は参加費3,000円となっております)
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■4. 編集後記
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Beating第24号はいかがでしたでしょうか。
次号以降も引き続きBeatingをよろしくお願いいたします。
暖かくなってきたといえば、ムシたちも元気に活動しはじめますね。
先日、友人のお子さん(3歳男児)がコオロギに似たムシを捕まえたと喜んで見せ
たのがなんとゴキブリ(!)で悲鳴をあげたという話しを聞きました。
私もゴキブリなら失神しそうですし、カエルやトカゲを掴んでまぢかに眺め
「かわいぃ〜」という我が息子の感性も理解できません。でも、飼っていると
何となく興味が湧いてきてしまうのも事実。今は、カブト虫の幼虫が無事に蛹、
成虫へと育ってくれるかが大きな関心事の1つです。
この齢になってもまだまだ知らないこと、経験してない事が多々あり、日々の
生活に学びがあると実感しています。
私も、今はまだ幼虫、BEATを通じて出会う方々との協調的な学びから多くの
栄養を得て、そして蛹のようにじっと、しっかりと栄養を消化し、立派な成虫
になれたらと思っています(下手なたとえで失礼しました)。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
「Beating」編集担当
佐藤 朝美
satomo@beatiii.jp
-------次回発行は6月第4週頃の予定です。
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佐藤 朝美(東京大学大学院 学際情報学府 山内祐平研究室 修士課程2年)
satomo@beatiii.jp
□「BEAT」公式Webサイト
http://www.beatiii.jp/
□発行
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2006. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.
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