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Beating 第74号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第4回:ICT・バックチャネル・教師の学歴

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第74号     2010年7月27日発行
現在登録数 2,387名

2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第4回:ICT・バックチャネル・教師の学歴


http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m074

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みなさま、こんにちは!

梅雨が明けて、やっと夏本番ですね。夏休みを取得し、海や山などレジャー
に出かけるかたも多いのではないでしょうか。ぜひ、楽しんでくださいね!

では、真夏のBeating第74号のスタートです!


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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃第4回:ICT・バックチャネル・教師の学歴
┃ 
┃■お知らせ・2010年度第2回 BEAT公開研究会
┃「外国語学習のソーシャルイノベーション」開催予告
┃■お知らせ・UTalkのご案内
┃■編集後記
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┏━━┓
┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第4回:ICT・バックチャネル・教師の学歴
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■2010/07/04 23:58:21 http://twitter.com/beatiii/status/17725313285
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃イギリスで政権交代の余波として学校へのICT導入が大幅に後退
┃MT @jackiegerstein http://ow.ly/26PNk
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
│多くの研究は学習におけるICTの有効性を明らかにしています。しかし、
│最近のイギリス政府の方針では、最近までの学習支援に用いたテクノロ
│ジーの成果が無になってしまう恐れがでてきました。それは学校にICT
│についてアドバイスをする機関の廃止から始まり、次々にICTに関する
│活動や資金が削減されました。専門家の間では、政府の教育におけるI
│CTの削減について、心ならずも行ったのか? 無関心なのか? 又は、
│敵意があるのか? などと議論になっています。


■2010/06/14 12:18:30 http://twitter.com/beatiii/status/16119063277
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┃高等教育でのバックチャネル利用に関して。書いたのはクリッカーの研究を
┃している人のようです。RT @NMHS_Principal: RT @tonnet:
┃Backchannel in Education - Nine Uses - http://is.gd/cOdhu
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
│ツイッターやフェイスブックは、高等教育でのバックチャネルディス
│カッションを促進するツールとして使われています。米国ダラスの大学
│では歴史の授業におけるディスカッションを活発化するためにツイッ
│ターが活用されています。またパデュー大学では、学生から多様な方法
│で送信されたメッセージを管理するためのホットシートというシステム
│が開発されています。ノートテイキング、リソースの共有、コメントの
│付けあい、詳細な説明、質問、協力、提案、共同体の構成などは、教室
│でのバックチャネル使用によって実現する可能性があるとのことです。


■2010/06/07 22:10:14 http://twitter.com/beatiii/status/15780547661
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┃教師の学歴は生徒の学力向上とは関係ないという研究結果
┃http://ow.ly/1W8AV
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
│ハーバード大学の教育政策と組織に関する会議で発表された研究結果に
│よると、教師の学歴は生徒の読解と数学の成績に影響を与えないとのこ
│とです。一方で、教授経験は成績に影響を与える可能性が示されました。
│ただし、小学校の算数と中学校の国語読解と数学については、教え始め
│てから数年ではなく、次の十年後から効果がみられるようになります。
│それにも関わらず、教師たちは、彼らの教授経験年数や学位に基づいた
│給与を得ています。さらにこの研究では、国の教育政策プログラムでの
│会議で認定されている教員の教育は、他の教員のものよりも効果的だっ
│たという結果も示されました。これをふまえて、研究者たちは、学歴の
│みに基づく教師の採用と給与に関する政策を見直す必要があると述べて
│います。


◎特集記事協力◎
柴田 アドリアナ/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年

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┏━━━━┯━━━━━━┓
┃お知らせ│BEAT Seminar┠─────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛2010年度第2回 BEAT公開研究会
「外国語学習のソーシャルイノベーション」2010年9月4日(土)開催!
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インターネットがインフラとして社会に普及し、テレビ会議やソーシャル
メディアで国際的なやりとりを行うことが日常的に可能になってきました。
従来、外国語学習はそもそも外国語の教材にアクセスするだけでコストが
かかっていました。ネットによりこのコストが低下したとき、学習のあり方
はどう変化するのでしょうか。

このセミナーでは、Skypeによって低価格の国際英会話サービスを実現した
"RareJob"とオンラインでネイティブ同士が言語を教えあう"Lang-8"を事例に、
今後の外国語学習のあり方について考えたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。

■日時
2010年9月4日(土) 14:00~17:00

■場所
東京大学 本郷キャンパス
情報学環・福武ホール(赤門横)福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>> http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map43.pdf

■内容
1.講演1 14:05-14:45
「Skypeによるマンツーマン英会話サービス"RareJob"の現状と課題」
加藤智久 (株式会社レアジョブ 代表取締役CEO)
http://www.rarejob.com/

2.講演2 14:50-15:30
「オンラインランゲージエクスチェンジサービス"Lang-8"の現状と課題」
喜 洋洋 (ランゲート株式会社 代表取締役)
http://lang-8.com/

3.参加者によるグループディスカッション 15:40-16:00

4.パネルディスカッション 16:00-17:00
「ソーシャルメディア時代の外国語学習」
司  会:山内祐平(東京大学 准教授)
パネラー:
加藤智久(株式会社レアジョブ 代表取締役CEO)
喜 洋洋(ランゲート株式会社 代表取締役)
山田政寛(金沢大学 准教授)

■定員
180名(お早めにお申し込みください。)
申込ページ:http://www.beatiii.jp/seminar/index.html

■参加費
無料

■懇親会
セミナー終了後1F UTCafeにて
参加希望者(¥3,000)


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┃お知らせ│  UTalk ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛Utalkのご案内
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今回のUtalkのお知らせは、都合によりお休みいたします。楽しみにしてく
ださっている皆様には、大変申し訳ございません。

次回の掲載を、どうぞお楽しみに!


┏┯━━━━━━━━━┓
┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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【編集後記】

今回の特集記事の中に、教員の学歴(学位)は教育の効果に影響がないとい
う調査結果を掲載しました。
私は、学部は東京学芸大学という、教員養成系大学の出身なので、教員ネタ
にはつい反応してしまうのです。

私としては、大学教員にとっても参考になる記事かと思いました。近年、大
学教員の授業内容や方法などの改善・向上を目的としたFD(ファカルティ・
ディベロップメント)が注目されていることとも、関係がありそうです。教
員のためにも、学習者のためにも、今後も注目していきたい問題ですね。

それでは、また次号でお会いしましょう!


ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp

-------次回発行は8月31日の予定です。
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□ご意見・ご感想は…
「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)

□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m074c

□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2010. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.

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