Beating 第75号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第5回:おしゃべり・学習意欲・オンライン学習
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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第75号 2010年8月31日発行
現在登録数 2,422名
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第5回:おしゃべり・学習意欲・オンライン学習
http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m075
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みなさま、こんにちは!
だんだんと、日暮れの時刻が早まってきています。気温は相変わらずですが、
確実に秋が近づいているようですね。
去りゆく夏(と、夏休み)を惜しみつつ・・・
晩夏のBeating第75号をお送りします!
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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃第5回:おしゃべり・学習意欲・オンライン学習
┃
┃■お知らせ・2010年度第2回 BEAT公開研究会
┃「外国語学習のソーシャルイノベーション」開催迫る!
┃■お知らせ・BEAT Social Media Project "Socla(ソクラ)" 実施中!
┃■お知らせ・UTalkのご案内
┃■編集後記
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┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第5回:おしゃべり・学習意欲・オンライン学習
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■ 2010/08/10 12:57:00 http://twitter.com/beatiii/status/20764987982
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┃家庭でのおしゃべりは学習とポジティブな関係にあるという調査分析結果
┃Family Chats Can Help Students Learn http://ow.ly/2njTi
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│解説│
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│Buffalo大学の調査によれば、家庭でのおしゃべりは学校の成績の向上を
│支援しうるとのことです。この調査結果から、いくつかのことが両親と教
│師たちに勧められています。(1)最新の出来事を話題にし、数学用語を
│使用して子どもと会話すること。これは、推論と数学の能力を育てること
│に役立ちます。(2)会話は、実生活の中での数学の価値を示す点、また
│子どもの数の感覚を改善する点において重要です。(3)数量を表現する
│際には子どもにとって身近な用語と例を使用すること。(4)最新の出来
│事についての子どもの考えに耳を傾けること、などが大事であると示され
│ています。
■2010/08/05 10:57:00 http://twitter.com/beatiii/status/20351849622
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┃学習意欲を喚起するPortland Social Mediaプロジェクト
┃MT @jackiegerstein http://bit.ly/brP78P
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│解説│
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│Portland プロジェクトは、米国オレゴン州のGeorge中学校で試験的に行
│われているソーシャルメディアプロジェクトです。この学校の生徒の75%
│が携帯電話を持っていたため、教室にソーシャルメディアを用いた活動を
│導入できる可能性があると考えられました。生徒らは、プロジェクトの8
│ヶ月間でウェブサイトを構築し、ブログ記事を書き、学習内容についての
│ビデオを制作しました。プロジェクトの結果、彼らの出席レベルやクラス
│活動への従事率が増加したということです。これについてソーシャルメ
│ディア戦略家は、新しいツールが生徒らに彼らが情熱をもって取り組める
│内容を発見・学習する機会を与えたからだろうと述べています。
■2010/08/02 11:34:00 http://twitter.com/beatiii/status/20143675437
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┃「2009年のKeeping Paceレポートでは、アメリカの初等中等教育人口のうち、
┃オンラインコースを受講している人数は約100万人とあるが、私は現在その
┃5倍程度実数があるのではないかと考えている。」 MT @edReformer
┃http://bit.ly/bCTz6a
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
│子どもがどこでどのように学習しているかについてのデータを収集するこ
│とは、まだ難しい現状があります。しかしオンライン学習に注目すると、
│オンラインコースの登録は2〜3年ごとに倍増しているようです。さらに
│筆者の見積もりによれば、少なくとも150万人の子どもが、教室での学習
│と、最低1つのオンラインコースとを組み合わせて学習しています。Eラー
│ニングを受講しながら自宅で教育を受ける子どもも同数です。さらに、オ
│ンラインのチャーター・スクールで学ぶ子どもはおよそ25万人、コンピュー
│タによる個別学習を受けているのは約300万人です。米国の非常に多くの
│子どもがオンライン学習と共に生活している実態がありそうです。2010年
│のKeeping Paceレポートでは、より詳細な報告がなされることでしょう。
┃◎特集記事協力◎
┃柴田 アドリアナ/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
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情報を発信しています。Beatingで紹介している情報以外にも多くの情報を
発信していますので、Twitterをご利用のかたはぜひBEAT公式アカウント
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┃お知らせ│BEAT Seminar┠──────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛2010年度第2回 BEAT公開研究会
「外国語学習のソーシャルイノベーション」開催迫る!
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インターネットがインフラとして社会に普及し、テレビ会議やソーシャル
メディアで国際的なやりとりを行うことが日常的に可能になってきました。
従来、外国語学習はそもそも外国語の教材にアクセスするだけでコストが
かかっていました。ネットによりこのコストが低下したとき、学習のあり方
はどう変化するのでしょうか。
このセミナーでは、Skypeによって低価格の国際英会話サービスを実現した
"RareJob"とオンラインでネイティブ同士が言語を教えあう"Lang-8"を事例に、
今後の外国語学習のあり方について考えたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
■日時
2010年9月4日(土) 14:00〜17:00
■場所
東京大学 本郷キャンパス
情報学環・福武ホール(赤門横)福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>> http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map43.pdf
■内容
1.講演1 14:05-14:45
「Skypeによるマンツーマン英会話サービス"RareJob"の現状と課題」
加藤智久(株式会社レアジョブ 代表取締役CEO)
http://www.rarejob.com/
2.講演2 14:50-15:30
「オンラインランゲージエクスチェンジサービス"Lang-8"の現状と課題」
喜 洋洋 (ランゲート株式会社 代表取締役)
http://lang-8.com/
3.参加者によるグループディスカッション 15:40-16:00
4.パネルディスカッション 16:00-17:00
「ソーシャルメディア時代の外国語学習」
司 会:山内祐平(東京大学 准教授)
パネラー:
加藤智久(株式会社レアジョブ 代表取締役CEO)
喜 洋洋 (ランゲート株式会社 代表取締役)
山田政寛(金沢大学 准教授)
■定員
180名(まだ残席に余裕があります。)
申込ページ:http://www.beatiii.jp/seminar/index.html
■参加費
無料
■懇親会
セミナー終了後1F UTCafeにて
参加希望者(¥3,000)
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┃お知らせ│ Socla ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛BEAT Social Media Project "Socla(ソクラ)" 実施中!
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BEATの今期のテーマは、「学習環境のソーシャルイノベーション」です。そ
れを受けて、東京大学とベネッセコーポレーションは、高校生と大学生・社会
人をソーシャルメディアで接続する学習支援プログラムについて共同研究を開
始いたしました。
この8月にプロジェクト学習の実践を終え、来たる11〜12月には、基礎学習
に関する実践を行う予定です。また、今年度の実践の成果の一部を、2011年3
月のBEATセミナーで公開いたします。どうぞご期待ください。
▼プロジェクトのプレスリリースはこちら
http://blog.beatiii.jp/information/post_18.html
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┃お知らせ│ UTalk ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛「UTalk: 仏像が教えてくれる技術と美意識」のご案内
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UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、
毎月開催するイベントです。カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、気
軽にお茶をする感覚のまま、ゲストとの会話をお楽しみいただける場となって
います。
西洋美術にならされたわたしたちの目には、むしろ新鮮で発見に満ちたもの
として映る仏像。「日本的」と言われるやわらかでおおらかなデザインは、ど
のような造形感からくるものなのでしょうか。仏像の修復、復元と現代美術の
木彫制作をとおして研究をすすめている菊池敏正さん(総合研究博物館助教)
をゲストにお迎えし、奈良時代の表現について考えます。
みなさまのご参加をお待ちしています。
■日時:9月11日(土)午後2:00〜3:00
■場所:UT Cafe BERTHOLLET Rouge
(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■料金:500円(ドリンク付き/要予約)
■定員:15名
■申し込み方法: (1)お名前(2)ご所属(3)ご連絡先(メール/電話)(4)このイ
ベントをお知りになったきっかけ、をご記入の上、
utalk2010@ylab.jp までご連絡ください。
※申し込みの締め切りは 9月3日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
ご了承ください。
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┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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8月の約3分の2の期間をかけて、BEAT Soclaプロジェクトの第1回の実践が
終了しました。17名の高校生が、プロジェクト学習に挑戦してくれました。
詳しいご報告は年度末の報告会でさせていただきますが、互いに協力しながら
未知の問題の解決に挑む高校生たちは、甲子園と同じくらい、いや、それ以上に
アツかったです。
高校生たちの真摯な学習に、BEATメンバー一同、胸をうたれた夏でした。
皆さまは、どのような夏でしたか?
それでは、また次号でお会いしましょう!
ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp
-------次回発行は9月28日の予定です。
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「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)
□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m075c
□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2010. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.
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