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Beating 第50号
2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
第4回:幼児教育のフロンティア 「人」

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第50号     2008年7月29日発行
現在登録者数 1642名

2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
第4回:幼児教育のフロンティア 「人」

http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m050
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┃★CONTENTS★
┃■1.  特集:2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
┃
┃    第4回:幼児教育のフロンティア 「人」:
┃   東京大学大学院情報学環 開一夫 准教授 インタビュー
┃                「人間発達環境と「人工物」
┃                        −そのデザインに研究者が出来ること」
┃
┃■2. 【お知らせその1】「2008年度 第2回 BEAT Seminar」のご案内
┃
┃■3. 【お知らせその2】「UTalk: 宇宙はどのように彩られていくのか」
┃
┃■4.  編集後記
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■1. 特集:2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
    第4回:幼児教育のフロンティア 「人」:
   東京大学 大学院情報学環 開一夫 准教授 インタビュー
   「人間発達環境と『人工物』
                       −そのデザインに研究者が出来ること」
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今年度のBeatingでは、情報通信技術が導入されて間もない教科や領域に注目
し、その教科や領域で活躍する人や理論、プロジェクトを紹介しております。
題して「5分で分かる学習フロンティア」!!その第4回となる今月からは、領
域を”幼児教育”に変えてお届けいたします。

一見、ICTとは無縁に見える幼児教育の分野ですが、時代の波が確かにここに
も押し寄せてきています。しかしその形態は、「幼児がパソコンを使って学ぶ」
というだけには留まりません。子どもを育児/保育/教育していくということは、
昨今の”子ども学”という言葉が表すように、教育学、発達心理学、保健学、
小児科学など様々な研究分野が混在する学際的な領域なのだと思います。

東京大学の開一夫先生は、人間の認知的活動の解明およびその工学的・社会的
展開を目標に研究を行っているそうですが、なんと、4月に発売されたDS用子育
て応援ソフト『すくすく子育てDS』を監修されたとのこと!ここにも学際的な
アプローチがありそうです。

そこで今月は、幼児教育のフロンティア「人」編として開先生に迫っていこう
と思います。

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■開 一夫 先生プロフィール

東京大学大学院 情報学環/総合文化研究科広域システム科学系 准教授。
慶応義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了、博士(工学)。
専門は、赤ちゃん学、発達認知神経科学、機械学習。著書に「日曜ピアジェ
- 赤ちゃん学のすすめ」(岩波書店, 2006)。監修ソフトに「すくすく子育て
DS 赤ちゃんと遊ぼう!」(マーベラスエンターテイメント, 2008)。


■現在の研究分野と赤ちゃん学について

○インタビュアー:
 先生ご自身の分野・研究についてお聞かせください。

●開先生:
 僕自身は赤ちゃんの研究をしていますが、研究室としては、赤ちゃんだけで
 なく大人、幼児、小学生に被験者として来てもらっている研究もあります。
 主に脳の機能的な変化・発達と認知機能、心の発達の関連付けをやりたい。
 しかし難しい問題も多々あり、何からやればいいのかわからないのが正直な
 ところです。今のところ、EEGやNIRS(*1)という脳を計測する機械を使って、
 脳機能の計測と心理学的行動実験を中心にやっています。特に私の研究室
 では、乳幼児にも安全に装着可能なよう改良したものを使用しています。


○インタビュアー:
 赤ちゃん学(赤ちゃんについての心理学・脳科学・医学など)を実践・体験
 してもらうために『日曜ピアジェ』という書籍も出されているようですが、
 これは、どのような内容なのですか?

●開先生:
 自宅にいながら出来る赤ちゃん実験を紹介しています。特にお父さん達にも
 読んでもらって子育てを楽しんでもらうヒントになればと考えております。
 そして現在、アウトリーチの活動として『赤ちゃんラボ on the Web』プロ
 ジェクトの運用を開始してます。実験室で行う研究で追える赤ちゃんの数と
 計測時間には限りがあります。でも自宅なら、自由にいくらでもやってもら
 える。インターネットで協力してくれるお父さんお母さんが増え、データ
 ベースが多くなれば、実験では得られない面白いデータが出てくるかもしれ
 ません。そんな考えのもと、記録を吸い上げる仕組みを模索しています。

○インタビュアー:
 実際の親子さん達が実験をされている姿−お母さまが頭で電気のスイッチを
 入れる姿を子どもが模倣するビデオ映像等−が微笑ましかったです。


(*1)
 EEG(Electroencephalogram):
  ヒト・動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上、蝶形骨底、鼓膜、脳表、
  脳深部などに置いた電極で記録し観察する方法
 NIRS(Near-infrared spectroscopy):
  近赤外光を用いて頭皮上から非侵襲的に脳機能マッピングする、
  「光機能画像法」の原理を応用した脳計測装置



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■『すくすく子育てDS 赤ちゃんと遊ぼう』について

○インタビュアー:
 このソフトは、開先生の持つ豊富な赤ちゃん学の知識と、NHK教育テレビ
 「すくすく子育て」の番組で得たさまざまなデータを融合したものと伺いま
 した。実際に先生はどのようなアプローチをされたのでしょうか?

●開先生:
 まず共通認識として、「ゲームと子ども」じゃなくて、「お母さんと子ども」
 それをサポートするソフトというスタンスのもとに、NHKのテレビ番組「すく
 すく子育て」の制作スタッフの人たちと一緒にやることになりました。脳科
 学をやっているからこそ、ゲームに子どもを任せっきりにするのではなく、
 親と子のコミュニケーションが深まるようなソフトを創りたいと思っています。
 子どもにウケるものを作れば売り上げにつながるのかもしれないが、NHKの方
 もそのスタンスを大事にし、真面目に作りました。お母さんやお父さんが赤ち
 ゃんと一緒に遊ぶ、遊び方がつまった内容となっています。


○インタビュアー:
 どのような機能があるのでしょうか?

●開先生:
 手遊び歌や影絵、絵描き歌をムービーで見ることが出来ます。「日曜ピアジェ」
 に載っているような実験が出来るし、さらに「子育てメモリー」では、赤ちゃ
 んが「ことば」を何月何日に何を言ったか、手書きで入れられる。タッチペン
 の操作に電車が「シュッシュッポッポッ」と言ったりなど反応する絵本のよう
 なものや、犬の絵に「わんわん」と言うと振り向くとか、「ふーっ」と吹くと
 シャボン玉が出てくるとか風船が膨らむとか。赤ちゃんも大きくなったら出来
 そうな、インタラクティブなゲームみたいなものもDSならではの機能として入
 れました。ただしあくまでも発達段階に合わせ、かつ、子どもがひとりで全部
 出来ない、親が介在することを前提として考えています。


○インタビュアー:
 コンセプトがとても魅力的ですね。逆に「こういうところがうまくいかな
 かった」という部分はありますか?

●開先生:
 「子育てメモリー」の初語記録の部分は、本当は生の音声で入力したかった
 し、画像も取り込めるようにもしたかったのです。ビデオで撮るのもやりた
 いが、DS本体のパフォーマンスに依存するので出来ない。そこはちょっと残
 念でした。あとは、実際のお母さん方のニーズとして、やはり外出先で赤ち
 ゃんが泣き出したときに直接効果があるものを期待しているように思います
 が、「親子のコミュニケーション支援」のコンセプトから、あまり「刺激的」
 なものは避けるようにしました。同時に、この年代のお母さん方がハード機
 器を持っていないという問題も大きいですね。

○インタビュアー:
 どの機能も子どもとの楽しい時間を生み出す可能性を感じました。
 実験を通して子どもと数多く接し、さらに実生活でもパパをされている先生
 だからこそ大切にすべきポイントを死守し、バラエティ豊かな楽しい世界を
 構築出来たのだと感じました。



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■発達環境の未来に向けて−これからのICTに出来ること

○インタビュアー:
 今回はDSソフトを作成されたわけですが、ハードの制約がなければもっと出
 来たことがあるのではないでしょうか。今後、科学技術が進歩していく上で、
 発達環境にどのようなビジョンを描いているのかお聞かせください。

●開先生:
 今既に可能な技術はたくさんあるし、やりたいことはいくつかある。例えば
 携帯電話を、どうやって子育てに使ってもらうかとか、あとは、いろんなセ
 ンサがあるので、例えば時計で体温や脈拍測ったり、そういうのは結構作れ
 るんですよ。もっと分かる例で言えば、Wiiでは、Wiiボードで体重が測れる。
 赤ちゃんの体重を測って表にしたりすることが可能になる。それらをダイレ
 クトに使うかはわからないが、赤ちゃんがリモコンをガラガラっと振るとテ
 レビで何か動くようにすれば食いつきはいいだろうと想像できますよね。そ
 こを研究者として、子どもの発達にどれくらい良いものとして作っていくか
 が問題だと考えています。


○インタビュアー:
 子育て支援に技術を使うことにアイデアを沢山お持ちですが、同時に先生は
 子ども自体の「こころ」の解明にも挑戦されてます。そんな先生が今後やっ
 ていきたいこと、面白い!と注目されていることは何ですか?

●開先生:
 今とても興味があるのは、「母子間相互作用の研究」です。赤ちゃんだけじ
 ゃなくて、”お母さんやお父さんと赤ちゃんの関係”というのを、もう少し
 サイエンスとしてやっていきたい。具体的には、赤ちゃんとお母さんのコミ
 ュニケーション過程で、両者の脳がどのような活動をしているのか、どう研
 究していくべきかを方法論を含めて考えてます。
 
 現時点では、2つ部屋を分け、テレビ会議のようにお母さんと赤ちゃんにコ
 ミュニケーションを行ってもらう実験をやっています。この実験のポイント
 は実験的にコミュニケーションの様相を操作可能な点です。例えば、コミュ
 ニケーションに「遅延」を挿入することが可能です。それらの実験結果から、
 「うー」とか「あー」としか言えない赤ちゃんでも、実はコミュニケーショ
 ンしていることが分かってるんですよ。お母さん側の反応が4秒遅れのビデオ
 映像だと赤ちゃんは注視時間がライブ映像より短くなる、つまり、違いを把
 握することが出来るのです。でもそこで、赤ちゃん側の脳だけで調べていて
 もだめで、お母さん側の脳の状態も調べたいと考えています。お母さんは無
 意識かもしれないが、脳がどう反応しているか!?、そのような事も含めて「
 母子間相互作用の研究」を進めていきたいと考えています。

○インタビュアー:
 確かに、「うー」とか「あー」としか言えない赤ちゃんなのに、その存在感
 は親にとって、とても大きいですよね。その時、親の脳はどう動いているの
 か、母と父での違いはあるのか、さらには子どもの発達とともに親の脳の動
 きも変化していくのか、とても興味深いテーマです。

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■まとめ

開先生は、機械が人間らしく振舞うためにどうしたらよいのか?という工学的
立場の研究から、人間の解明の追求を始め、”赤ちゃんがいかに有能であるか”
というエビデンスを蓄積する現在の状況に至ったということでした。

子ども観の歴史から見ると、18世紀のフランスのルソー「エミール」に端を発
し、著しく変化の途を辿っているわけですが、これからの科学技術・脳科学の
進歩により発達のメカニズムがさらに解明され、誕生〜幼児期の教育のあり方
・重要性がますます注目されていくことと思います。

また、様々なメディアの普及により、乳幼児の取り巻く環境が変化することは
必至で、その事から生じるメリットだけでなく、デメリットが増えていくかも
しれません。そんな中、開先生の「母子間相互作用の研究」は、子どもとの絆
をしっかりと築いていけるようにはどうしたら良いか、子育てを担う親をどの
ように支援していけば良いのか、その答えを出すヒントになるのではないでし
ょうか。子どもの発達を促す環境は、ICTによる子どもの支援だけでなく、育
児を担う親の支援も重要なのだと改めて実感いたしました。

インタビュー中、研究を通して得られた知見をお父さんお母さんに還元する仕
組みについて繰り返し触れられていることがとても印象に残りました。これか
らも発達環境の「人工物」デザインに、開先生の研究実績や知見を大いに生か
して欲しいと思います。


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●参考URL
・『東京大学 開一夫研究室HP』
 http://ardbeg.c.u-tokyo.ac.jp/~hlab/index.html
・『赤ちゃんラボon the Web』
 http://babylab.c.u-tokyo.ac.jp/
・『すくすく子育てDS 赤ちゃんと遊ぼう!』
 http://www.mmv.co.jp/special/game/ds/osumitsuki/sukusuku/
・NHK『すくすく子育て』
 http://www.nhk.or.jp/sukusuku/

●参考書籍
・『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』
  (開 一夫、岩波書店、2006)
 (Amazonはこちら http://www.amazon.co.jp/dp/4000074598/)
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(特集記事協力:
大城明緒/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
佐藤朝美/東京大学 大学院 学際情報学府 博士2年)
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次号は幼児教育のフロンティア「プロジェクト」です。
「5分で分かる学習フロンティア」どうぞお楽しみに!
ご意見・ご感想もお待ちしております。


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■2. 【お知らせその1】「2008年度 第2回 BEAT Seminar 」のご案内

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2008年度 第2回 BEAT Seminar の開催日時と場所が決定いたしました。

プロジェクト学習が大学を変える!(仮題)
〜2008年9月6日(土)開催!〜

               ☆★☆ 登録はお早めにどうぞ! ☆★☆
 http://www.beatiii.jp/seminar/?rf=bt_m050

【2008年度 第2回 BEAT Seminar 概要】
■主催
東京大学 大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座

■日時:
2008年9月6日(土) 午後2時より午後5時まで

■場所
東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター
(情報学環・福武ホール 地下2階)

■定員
180名(参加費無料)

■登壇者
現在、交渉中

■参加方法
参加費は無料です。
BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/?rf=bt_m050
にて、ご登録をお願いいたします。


プログラムの詳細は、追ってお知らせする予定です。今しばらくお待ち下さい。
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■3. 【お知らせその2】
「UTalk: 宇宙はどのように彩られていくのか」
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UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き毎
月開催するイベントです。カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、気
軽にお茶をする感覚のまま、ゲストとの会話をお楽しみいただける場となって
います。8月は、左近樹さん(理学系研究科 助教)に、さまざまな物質の源
となる塵が宇宙空間に誕生し進化を遂げていく様子について、「あかり」衛星
による観測をもとにお話しいただきま す。みなさまのご参加をお待ちしてい
ます。

日時: 8月9日(土)午後2:00〜3:00
場所:UT Cafe BERTHOLLET Rouge
(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
料金:500円(事前申し込み制/ドリンク付き)
定員:18名
申し込み方法: (1)お名前(2)ご所属(3)ご連絡先(メール/電話)(4)イベント
をお知りになったきっかけ、をご記入の上、 utalk2008@ylab.jp  までご連
絡ください。

※申し込みの締め切りは 8月1日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。 
ご了承ください。

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■4. 編集後記

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Beating第50号はいかがでしたでしょうか。

先月、AACE(Association for the Advancement of Computing in Education)
が運営するED-MEDIA2008に参加して来ました。オーストリア・ウィーンで開催
されたのですが、その時はEuro2008というサッカー欧州選手権も開催されてい
ました。決勝戦はドイツVSスペイン。ウィーンで行われ、ドイツ人サポーター
とスペイン人サポーターが(中にはなぜかロシア人がいたり・・・)街中や駅
で大騒ぎでした。私はヨーロッパ・サッカーが大好きなので、是非見たかった
のですが、疲れていたこともあって、諦め、テレビで見てました。Euro2012は
お金を貯めて、チケットを予約して行こうと思いました。国際会議の方ですが、
BEATでは中原淳先生が「おやこdeサイエンス」について発表をされ、大変多く
の方に来て頂きました。中原先生の聴講者席までに行って質問を受けるという
スタイルは大変面白いですね。勉強になります。私も私の個人の研究ですが発
表をしました。私はここ4年、この国際会議で発表しているのですが、15,6人
ほど来て頂きまして、この4年で一番聴講者が多かったです。言語教育の発表は
このような教育工学系の国際会議や学会ではほとんど人が来ないのですが、こ
れほど来て頂いてうれしかったです。これからも研究に精を出してがんばりた
いと思いました。

このような国際会議に出ると、教育工学における世界の研究動向が見えてくる
のですが、私が感じたことは・・・

・教育向けゲームの研究はいまだに根強い。今回もアワードを取ってました。
・インフォーマル・ラーニング、幼児教育、子供の語り(Narrative)という言
 葉が出てきた(来年も結構ありそうな予感)
・学習科学など理論をしっかり説明し、それに依拠した研究発表はおもしろい
 ものが多い。

ということです。来年のED-MEDIAでもいい研究が目白押しでしょう。楽しみで
す。皆さんもぜひ参加してみてください。

毎日、暑い日が続いています。このような日が続きますが、がんばっていきま
しょう。冷たい物を食べすぎると体に良くないそうです。ときどき、熱いもの
も食べて、体調の管理を気を付けてください。先週は土用の丑の日でしたね。
うなぎを食べましたか?今年は土用の丑の日が2日あるそうです。次は8月5日
らしいです。まだ体力がついてない方、土用の丑の日にうなぎを食べなかった
方はぜひ。

それではまた来月。

「Beating」編集担当
山田 政寛(やまだ まさのり)
yamada@beatiii.jp

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「Beating」編集担当 山田 政寛
(東京大学 大学院 情報学環 特任助教)
yamada@beatiii.jp

□「BEAT」公式Webサイト
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□発行
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」

Copyright(c) 2008. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.
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